皆さんこんにちは。
今日は呼吸の音についてのお話です。暑い夏、ワンちゃんの呼吸は自然と速く浅くなりますね。
ハアハア、ゼイゼイ、ヒューヒュー、ゼーハゼーハ・・・
これ、ハアハア意外はみんな何らかの病気を抱えている場合が多い音なんですね。
呼吸音は犬種や年齢,個体によって微妙に違います。ハアハアでも重い音やゴロゴロした音が混ざれば、異常な呼吸音です。
呼吸音がおかしくなる時は、おもに熱中症、心臓や肺の病気、喉の病気(希に神経)等が考えられますが、急に音が変化することは多くはありません。通常、音の異常は病気の初期から出ている場合が多く、よーく聞いているとなんとなく変だな?と感じることがあります。
皆さん熱中症になりかけた犬の異常な呼吸音は気付いてくれるのですが、普通の状態の呼吸音って、あまり気にしていないことが多いですよね。
いつも一緒にいるからこの音に慣れてしまっているかもしれません。一度普通にしているときの呼吸音と、少し運動したときの呼吸音を携帯の動画で撮影しておき、かかりつけの獣医師に相談するとよいと思います。
特に、短頭腫、中高齢の中大型犬、アレルギー体質を持った犬や猫、普段の身体のケアの中に、呼吸の音も加えてみてはいかがでしょうか。また、動画ですと普段の呼吸の仕草も解るので、私たち獣医師からすれば大変参考になります。
暑い夏、熱中症にも注意、そして普段の呼吸の仕草にも注意しましょう。